【教職】教職課程を辞めたかったのに辞められなかった時の話
【こんな人に読んでほしい!】
・教職課程を辞めたい人
・教職課程を履修しようか迷っている人
etc...
ルービックキューブロガーです。
今回は久しぶりに教職関係の記事を書きたいと思います。
私は大学時代に教職課程(以下 教職)を履修していました。
その詳細については過去の記事に書きましたので良かったら本記事と合わせて読んでみてください。
〜 関連記事 〜
『【教職】教員になるのをやめた理由』
http://kirakunaikikata.hatenablog.com/entry/2017/10/09/174942
『【教職】大学で学んだ理論が教育実習の時に全く活かせなかった話』
http://kirakunaikikata.hatenablog.com/entry/2017/11/01/200719
『【教職】今の教育現場は環境改善が急務』
http://kirakunaikikata.hatenablog.com/entry/2017/11/10/201339
『【教職】教育実習時に体感した模擬授業とのギャップ』
http://kirakunaikikata.hatenablog.com/entry/2017/11/22/200108
『【教職】最初から常勤になるとツラい』
http://kirakunaikikata.hatenablog.com/entry/2017/11/28/200454
☆目次☆
1. 教職を辞めたいと思った理由
2. 教職を辞められなかった理由
3. 教職を辞めたい人たちへ
1. 教職を辞めたいと思った理由
そもそも教員になりたくて教職を履修したのになぜ辞めたくなったのか?
理由は主に3つあります。
⑴ 教師という仕事に対する自身の誤解
⑵ プライベート消滅の危機
⑶ つまらない人生への前進
これだけだとピンと来ない方もいらっしゃると思うので、1つずつ詳らかに説明します。
⑴ 教師という仕事に対する自身の誤解
私は中高生の時、授業を教えている先生方を見てこう思っていました。
「学校の先生って楽そうだなぁ」
↑今思うとアホすぎる考えですが(笑)
ちなみに楽そうだと思った理由は、中学あるいは高校の教員はどれか1教科さえ極めればいいのでそん
なに苦じゃなさそうと思っていたからです。
しかし、教職を履修してからあることに気がついたのです。
「あ、学校の先生って生徒指導もしなきゃいけないじゃん。。。」
教師の仕事は専門教科を教えることだけではありません。
・登下校指導
・各々の校務分掌
・部活動顧問
・保護者対応
・進路指導
etc...
思いつく限りでもこれだけ挙げられます。
このことに気づいた時に、私は教員という仕事を誤って捉えていたことを認識したのと同時に、教職を辞めたくなりました。
⑵ プライベート消滅の危機
「学校の先生っていつ休んでるんだろう?」
↑この疑問、誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
教員は休む暇が無いというイメージがありますよね。
これは事実です。特に運動部の顧問を持っている教員は土日も部活で潰れてしまいますので、ほとんど休む時間がありません。
下手したら月に休める日が一日も無いという事態にもなりかねません。
こうなると当然プライベートの時間は減ってきます。
教員になるということはプライベートが無くなることだと肝に銘じておきましょう。
⑶ つまらない人生への前進
これは特に説明はいらないの思うので、数行で終わらせます。
⑴では教員の仕事について論じましたが、教員は本業である専門教科を教えることに時間を割くことができず、それ以外の業務に多くの時間を使っているのが現状です。
つまり、やりたいこと(授業準備、計画 etc.)に思う存分時間を使うことができず、反対にやりたくないこと(部活動顧問 etc.)に時間を奪われているのです。
やりたくないことにばかり時間を奪われていたら当然人生はつまらなくなりますよね。
⑵ ではプライベート消滅の危機について語りました。
自分の時間が取れないのだから、当然どんどんつまらない人生になっていきます。
ゆえに、教員になるとつまらない人生へと前進してしまうと感じたので、結局教員の道は諦めました。
冒頭で「数行で終わらせます」と書いたのに意外と長くなってしまった。。(笑)
2. 教職を辞められなかった理由
ここで書くことは、今現在教職を辞めたいと思っている方には是非読んでいただきたい内容となっております。
教職を履修していた当時の私と同じ悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。
私が教職を辞められなかった理由は4つあります。
⑴ 履修費がもったいない
⑵ 周りが辞めないから辞めづらい
⑶ 親からの反対
⑷ あとで「辞めなきゃよかった」と後悔するかもしれない
⑴ 履修費がもったいない
当然ですが、教職を履修するには履修費を払う必要があります。
私の大学では、実際の履修費の額は35,000円でした。
私の金銭感覚が狂っていなければ、この額は結構高いと思います。
この金額を納入した後で教職を辞めても、当然35,000円は戻ってきません。
となると途中で辞めるのはもったいないと感じてしまい、結局辞めることはできませんでした。
おそらく、今現在も「履修費がもったいない」という理由で教職を辞められない方が少なからずいると思います。
しかし、今だから言えることですが『お金』は後からどうにでもなります。
それに対して『時間』は1秒も取り戻せません。
今教職を履修している『時間』がもったいないと感じているのであれば、すんなり辞めちゃっていいと思います。
私は教職を最後まで履修したので、教職関連のものに費やした費用は合計約60,000円です。
これぐらいの金額だったらバイト1〜2ヶ月やればすぐ手に入ります。
履修費をネックに辞められない人は、今一度考え直してみましょう。
「後からどうにでもなる『お金』を理由に『時間』を犠牲にするんですか?」といった感じで。
⑵ 周りが辞めないから辞めづらい
これは私以外の人にも当てはまると思います。
日本人は(日本人に限らないのかもしれませんが)周囲の視線を過剰に気にする傾向があります。
私が初めて教職を辞めたいと思ったのは、教職のガイダンスを受けた時です。
教職の授業を受ける前から既に辞めたいと思っていました。
それでも辞めなかった理由が周囲の視線を気にしすぎていたことです。
「今辞めたら早すぎるよな。。。」
『周りから「早すぎだろ(笑)」って馬鹿にされそうだな。。。』
「周りが辞めてないのに自分だけ辞めるなんてできないよな。。。」
etc...
こんなことを理由に「辞めたい」という自分の意志を押し殺して辞めずに我慢していました。
しかし、人間は他人のことをそこまで気にしていないのです。
にも関わらず、日本人は無駄に自意識過剰なところがあります。
仮に周りが続けている中、自分だけ辞めたとしましょう。
それで「もう辞めるとか早すぎ。ありえないわ。」と言う人がいたとしても、それを言われたからといってあなたの人生には何の影響も無いはずです。であれば、そんな陰口は最初から気にする必要ありません。
というか、そんな他人の悪口を言うような人は絶対教員に向いてません(笑)
普通に「はいはい」と聞き流してください。
これについては過去の記事にも書いていますので、是非読んでみてください。
〜 関連記事 〜
『他人のことは気にするな!』
http://kirakunaikikata.hatenablog.com/entry/2017/09/04/192752
⑶ 親からの反対
当時の私は「親の反対を押し切って我が道を行く」という生き方ができていませんでした。
私 「もう教職辞めたい」
親 「続けなさい」
私 「あ、うん。。。」
↑当時の私はこんな感じですぐ折れてました。
今振り返ると、自分の人生の決定権を完全に親に委ねてますね。
自分の意志のない状態が長い間続いていました。
自分の人生は自分で決めるものです。
当時の私みたいに親に反対された程度で自分の意志を押し殺すのは非常にもったいないことです。
自分の意志で行動した方が後悔は残らないはずです。
(「意思」と「意志」の違いは全く分からないですが、とりあえず全て「意志」を使用してます。)
⑷ あとで「辞めなきゃよかった」と後悔するかもしれない
結論から言うと、そんなことはありません。
実際私の同級生で教職を辞めた人は何人もいますが、誰1人辞めたことを後悔した人はいませんでした。
そもそも人生において何かを辞めるときに「やっぱ辞めなきゃよかった」となることってあまり無いと思います。
会社だってそうです。会社を辞めたあとで「辞めなきゃよかった」とはなりませんよね?(この記事は学生向けに書いているので学生の方はピンと来ないかもしれませんが 笑)
万が一「辞めなきゃよかった」と後悔した場合はどうすればいいか?
そんなの簡単です。またやり直せばいいだけの話です。
とはいえ、後悔することは滅多にないので辞めたいならとっとと辞めちゃっていいと思います。
3. 教職を辞めたい人たちへ
ここまで読んでくださった方は、私が教職を辞められなかった理由に少なからず共感してくださっていると思います。
ここに書いてきたこと以外の理由で辞められない人もいるかもしれません。
しかし、何より大事なのは自分の意志で行動することなのです。
周囲を気にする必要はありません。
「教職を辞めたい」と思っているのなら素直に辞めましょう!
結論:辞めたいなら周りの視線や反対を気にせず、辞めてしまおう!
Fin.